行天宮徒然日記|Blog

2013.03.13

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頭痛の話

こんにちは、院長です。

最近、頭痛を訴える患者さんが多いです。

頭痛にも種類があって、
鍼灸が適用になるのは
『機能性頭痛(1次性頭痛)』というタイプの頭痛です。

不適応なのは、『症候性頭痛(2次性頭痛)』というものです。
具体的な症状をあげると、
  ① 突然現れて、今まで経験したことのない痛み。
  ② 特に50歳以上になって、初めて現れた激しい痛み。
  ③ 頭痛以外の症状で手足のしびれや脱力感、マヒ、ふらつき、吐き気、項部硬直、
    視力障害、 会話や記憶障害などがある。

上記の症状に複数該当すれば、
脳梗塞や脳腫瘍、クモ膜下出血等の恐れがあります。
まず病院で精密検査をしてください。

そして1次性頭痛の話に戻ります。

まず、「頭痛」といっても、脳自体の痛みではありません。
(脳は神経細胞の塊で、痛みを感じるセンサーがない)

痛みを覚えるのは
頭蓋骨の中で、血管と脳を包んでいる髄膜。
それと頭蓋骨の外側の皮膚、筋肉や筋膜、頭の周りの血管等です。

日常で頻繁にある頭痛は大きく4つに分けられます。

1)筋緊張型頭痛・・・5~7割がこれに該当します
 
 頭全体や後頭部などの特定部分が締め付けられるように痛む。
 一般的に痛みの程度はそれ程強くない。
 頸の周りや肩の筋肉を押さえると痛む事がある。
 原因は精神的ストレスや同じ姿勢を長時間続けたり、不安感等が考えられる。

2)片頭痛
 片側性又は両側性で、拍動性のものが多い。
 動くと痛みが強くなり吐き気を伴う事がある。
 男性より女性に多く、遺伝性もある。
 発作痛は激しく、数時間から数日に渡ることもある。
 20代から40代の働き盛りに多く、中年以降に軽減する。
 前兆のある場合はチカチカする光が見えることがある。

3)群発頭痛   (数%)
割合はかなり低く、男性に多い。
 一定の時間、激しい頭痛。
目の奥が激しく痛んだり、涙、目の充血、鼻汁が出ることがある。
発作痛は数時間で治まるが、数週間続く事もある。

4)器質性病変の無い頭痛
上記に分類できない頭痛。

============
体操や薬でもなかなか治らない頭痛には
ぜひ鍼灸治療をお試しください。
頭痛だけでなく肩こりや腰痛、目の疲れなど
頭痛に付随した症状にも効果があります。

先週いらした患者さん(F・M)は
筋緊張型頭痛に悩んでいたのですが、
1回の鍼灸治療で頭痛がほぼ治ったと
昨日再来院時に報告して下さいました。

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