3月の勉強会
こんにちは、院長です。
暖かくなったり、寒くなったりと毎週目まぐるしいですね。
花粉も飛び散るし、
風も強くなるし
そうかと思うと雪が降って
お出かけしたくても着るものに迷います。
さて、日曜日はそんな中
鍼道五経会の勉強会でした。
➀乳がんの体験記 患者の心情編(会員F先生)
➁病態と治療における多層構造理解(会員O先生)
➂知られざる衛気の法則~衛気からみた天人相応 足立先生
➃自然治癒力メカニズムと経絡・経穴 松田先生
と盛りだくさんの内容。
➀F先生は、癌を乗り越えた貴重な体験談。
治療する側としてもちろん参考になるし、
2人に1人がんになる時代、
自分も日ごろから養生をせねばと気が引きしまりました。
(抗がん剤治療中は、トマトとブロッコリーとポン酢各種は
おいしく食べられたお話しが印象的でした。)
➁O先生は、ご自身の体の不調に対して
勉強会で学んだ古典の知識を生かして
セルフ治療の多層構造を意識されたという臨床報告。
毎回古典で混乱してしまう私などより
はるかに理路整然とまとめられていてすごいなと思いました。
➂代表の足立先生は、この日もはるばる大阪からいらっしゃいました。
古典から展開した衛気の周行で
治療に応用できる気のお話。
1日における気の運行や数字の意味を
治療に生かせる鍼の複層構造化理論。
昔の中国人は数字に意味を持たせて
巧みに医療に生かしていたであろうお話など。
➃大ベテランの松田先生。
ツボの存在についての再確認、
昔と今の人ではツボの認識が違う点など。
子供と大人のツボの違いなどから、
これからの鍼灸師がどんな手技で治療体系を作っていくべきか。
自然治癒力の働きで経絡が変化し、ツボが発現するなど
鍼灸によって再び子供のような身心に還していくことが理想的であるとの
お話が興味深かったです。
どのテーマも今後の鍼灸師としてためになることばかり。
頭が悪いので情報量の多さに戸惑ってしまいますが、
せめてこちらに書き留めておきます。
大変有意義な日曜日でございました。
少しでも日々の臨床に活かせたらと思うのです。
長くなりましたが、読んでいただきありがとうございます。
最近は帰宅すると
自然のままに生きる愛猫エコちゃんに癒されます。
猫を通して生き物、人間、大袈裟に言うと生命エネルギーに思いを馳せています。
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