ホテル療養 その２
発症した日を０日として、６日目にホテル療養がスタートしました。
前日の夕方に決定の知らせが来て、
当日は朝９：４５に専用タクシーでお迎えがきました。
高級ハイヤーの運転手さんのような丁寧な男性が来てくださって、
最後は「お大事になさってください」と見送って頂きました。
ホテルは自分では選べません。
私は新宿御苑のアパホテルでした。
高野秀行氏のファンなので、
同じホテルだ！とちょっとあがるテンション。
高野さんの闘病記を読んで予習していきました。
一日２回の検温とＳＰＯ２測定、朝昼晩お弁当を１階ロビーに取りに行く、
それが一日の仕事のすべてです。
部屋の外に出ることもなく、ひたすら療養という名のフリータイムでした。
あとから見たらまったく日が差さないハズレのお部屋だったようですが、
療養中はまったく気づかず。気づかなくてよかったです。
お弁当写真がいっぱいあるのでせっかくだから載せておきます。
明治座のお弁当は毎日おいしかったです。
和食中心なので、朝のお弁当がパンケーキやフレンチトーストだと嬉しかったです。
ただ、いくらおいしくてもだんだん飽きてくるのも事実です。
同時期に療養していた推定インドネシア人の方は、
辛そうな現地のカップラーメンを差し入れしてもらっているのを見ましたが、
ちょっと気持ちが分かります。
せめてインスタントスープくらい持っていけばよかったなと今になって思います。
そして、療養中だんだん口の端が切れてきてびっくりしました。
胃のお疲れなのか、ストレスなのか、ビタミン系不足のサインなのか、
全部当てはまるので原因が特定できなかったのですが・・・。
ビタミンＢ２、Ｂ６、鉄分、亜鉛などが不足するとよく起こる症状です。
飲むヨーグルトやプルーンなどを持参するとよさそうです。
あとビタミンサプリや野菜ジュースなど。入所前にそこまで気が回りませんでした。
ペットボトルの水とお茶は支給されます。
粉末の緑茶とコーヒーも１階においてありましたが、
途中で品切れになって以降、補充がありませんでした。
家にあるお茶各種を持っていって本当によかったです。
高野さんの手記を読んで持って行ったタンブラーも大活躍。
紙コップしかホテルにはないので耐熱カップは必須です。
これからホテル療養される方、どうぞお忘れなく。
なお、タオル関係は各自で持参でした。
室内が乾燥しているので、部屋干しでも１日で乾きます。
加湿器付きの空気清浄機があって嬉しかったです。
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療養中、症状は初日でほぼなくなってしまいました。
ずっと寝ていると余計に疲れてしまうので、
youtubeを見ながら1日3回、時間を決めて体操をしていました。
その他、日中は極力デスクに座っていました。ベッドにいると疲れるので。
一番やってよかったのは、オンライン英会話です。
７日間無料トライアルに片っ端から申し込んで、レッスンを受けまくりました！
人としゃべりたい欲も満たされ、勉強にもなって、とてもよかったです。
ホテル療養中だというと先生たちも食いついてくれました。
「僕もデルタ株にかかって１か月嗅覚と味覚がなかった」（フィリピン）
「同僚の夫がなくなってシングルマザーになった」（アメリカ）
「姉がかかって半年嗅覚がないまま」｛フィリピン｝
「女子も勉強ができる大学が地方で復活した」（アフガニスタン）
「ハマムは老人が行くところ」（トルコ）
「韓国ドラマって最初がだるいよね」（フィリピン）
「ハニュウユヅルって誰？」（ガーナ）
など。世界は広かったです。いろんな国の人と話せて楽しかったです。旅気分。
私のおすすめはNative Campです。
一日の回数制限がなくて予約も不要で気楽でした。
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隔離期間を過ぎて、症状消失７２時間もクリアして、
１０日目にぶじ退所して現在に至ります。
嗅覚と味覚が若干ぼやけているものの、身体はすっかりよくなりました。
私の知り合いからも、毎日のようにだれかしら感染報告が届きます。
どこでかかったか身に覚えがない人の方が多いくらいで、
オミクロンは運だと言っていた人がいましたが、その通りだと思います。
そろそろ峠は越したのかと思いますが、
どうぞ皆様、引き続きお気をつけてお過ごしください。
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