勉強会にて
こんにちは、院長です。
日曜日は月に1回参加している
鍼道五経会の勉強会でした。
雪予報で新幹線の動きがあやういため
(講師の先生は大阪からいらっしゃいます)
ZOOMでの開催となりました。便利な世の中ですね。
今回のテーマは「鍼薬双修」
鍼を刺すうえでのツボの捉え方、気の感じ方、触れ方、ツボ(経穴)のイメージを言語化してみようという試みから始まり、はりにおける対症療法で患者さんとの信頼関係を得ていく症例報告や改めて(日、月、年)1年のバイオリズムを整えることの重要性四季を意識した体調づくり「素問」四氣調神大論の理論での太陽のリズムの「平旦」の大事さ。「生老病死」についても意見を聴く機会をいただきました。
生まれ、歳をとり、病気になり、そして最終的には死ぬという
全ての人間が共通して経験する人生の基本的な過程のこと。
仏教では、これらの過程を深く理解し、受け入れることが
人生の苦しみから解放されるための第一歩とされているそうです。
これらをただの苦しみとしてではなく、
人生を豊かに生きるための教訓として
とらえることが重要とのこと。
僕自身、ながらくこういうことにあまり関心がないというか、
自分には関係ない(若いつもり)と思っておりましたが
年齢とともに身近に感じられるようになりつつあります。
勉強会でも、
自分たちも患者さんも10年ごとに当然年齢を重ねるわけで
歳とともに気の動きが変わってきている(年齢に削られてしまっている)
という話が出ました。
(自身の親に対しても治療を行うと自分の体質が見えてきて勉強になるという話も)
例えば、
若いときはあんなにご飯が食べられたのに今は食が細くなったとか、
傷口や風邪の治りが悪くなったとか、
太りやすくなった、汗をかきにくくなった とか。
一般的には「代謝が悪くなった」とか
「筋肉量が減った」などと言われますが
東洋医学的な表現では
「消化できるだけの予算がなくなってきている」
「気(衛気)の動きが悪くなってきている」
とも表現、解釈できます。
そして気の動きが良いとはりの効き目も早いのだという意見も。
う~ん確かに・・。
だったらどう対処するか。
色々な方法があると思いますが、
私のような気の不足のないタイプにとっては
運動をして動くのがいちばん手っ取り早いこともあります。
今日は立春。これから暖かくなるのに合わせて
徐々に身体を動かしていきたいものです。
もちろん、時々自分にもはりやお灸を試しながら、相方からも受ける。
自己メンテナンスはこれからも空いた時間でしていこうと思うのです。
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