エローラ
アジャンタの翌日はとうとう旅のハイライト、エローラ石窟寺院に行ってきました。
こちらも世界遺産の石窟寺院です。
5~10世紀に作られているので、アジャンタより彫刻が精巧、
そして仏教・ジャイナ教、ヒンドゥー教の寺院が入り混じっているのが特徴です。
元々大自然への関心がうすく、
それより「ヒトが作ったとてつもないもの」に弱いタチです。
エローラは長年の憧れだったので、今回とうとう本物を見ることができて
あんまり嬉しすぎて、現地にいる間はずっと実感が湧かないくらいでした。
アウランガバードからは車で40分ほど山道を登っていきます。
アジャンタはコンパクトにまとまっている印象でしたが、
エローラはとにかくデカイ。
まじめに30窟を見ていったので、本当に朝から晩までコースでした。
(アジャンタとエローラを一日で回るツアーがあるそうですが、
どうやればできるんだろう?
私はもったいなくてそんなに端折れません。)
写真がありすぎるので割愛しますが、
↓これが一番有名な第16窟、カイラーサナータ寺院。
写真が下手で分かりにくいですが、
この何十倍も大きいです。とにかく圧倒されました。
岩山を掘り出して作ってある、というのが信じられません。
数代に渡って作られたそうですが、職人さんっていつの時代も素晴らしい。
基盤を支えるゾウ。重さで鼻にシワがよっている等、細部まで仕掛けづくしです。
頂上から見下ろした図。
あんまりすごくて一日中見ていられそうでした。
エローラもアジャンタも、
実物はガイドブックの写真より何十倍も迫力があって
しみじみ行って良かったです。
写真を見るたびに、石窟のコウモリ糞尿臭を思い出して
しみじみ感動を反芻しています。
そしてこの日の夜行バスにてムンバイへ戻ります。
コメントする