アジャンタ
↑ さて、2日目は夜行列車で4時にアウランガバード着。
デカン高原の北西、アウランガバードから車で3時間弱の
アジャンタに来ました。
ワーグラー渓谷の断崖中腹にあるインド最古の仏教寺院群です。
アジャンタ紀元前、6世紀前後と断続的に着工されていましたが、
仏教の衰退とともに忘れ去られていたそうです。
19世紀にトラ狩りに来たイギリス人のジョン・スミスによって再発見されました。
(このエピソード、いいですよね。
まるで映画のようで、何回聞いてもワクワクします)
馬蹄形に26の寺院が並んだ石窟寺院なのですが、
そのすべてが岩山を掘り出して作ってあり、
あとから付け足したものがないというのが驚きです。
どうやって設計したんでしょう。インド人はやっぱり頭がいいですね。。。
↑ 第一窟 6世紀初期のヴィハーラ窟。 ここは壁画の内容がいきなりゴージャス!
完成度が高いのです。
↑ アジャンター最古のチャイティア窟
側壁にはインド最古の仏教壁画がありました。
柱には遺跡発見者ジョン・スミスさんが書き残した落書きが残っています。
↑ 柱の彫刻はあちこちできめ細やか。
美しかったです。
私のお気に入りはこれ・・。
↑「絵画のアジャンタ」と言われていますが、私にとっては「柱のアジャンタ」でした。
思わずうわあと声が出てしまうキレイにならんだ柱。
ストゥーパと言われる仏塔が奥にあります。
かつて仏教は仏像を持つ習慣がなく、仏塔を拝んでいたそうです。
↑ 最後の26窟は彫刻の内容も解脱や悟り、宇宙などがテーマ。
涅槃像のお顔が素敵でした。
圧倒されるような彫刻の数々。
早くもはるばる見に来て良かったと感慨に浸ってしまいましたが
明日はアジャンタよりすごいと言われるエローラです。楽しみ・・・!
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